一人暮らしを何気なく過ごしていると、つい楽なほうに流れてしまって、コンビニ弁当や、ほかほか弁当に頼ってしまったり、間食にお菓子を食べ過ぎてしまったりします。そうなると、当然ついてくるのがおなかの肉。そうしたら、やっぱりダイエットしなきゃということになりますよね。普通ダイエットというととても難儀なこととされています。ダイエットで減量に成功すると、テレビや雑誌でヒーロー、ヒロイン扱いされる世の中です。でも、なぜか一人暮らしだと、ダイエットがすんなり、うまくいっちゃうことが多いんです。一体なぜなんでしょうか。それは、ダイエットの成功を妨げる最大の敵、誘惑というものをコントロールしやすいことにあります。一人暮らしという物理的な制約がいい方向に影響しているんですね。コンビニ弁当やコンビニデザートをつい買ってしまうのなら、コンビニを迂回するルートをとったり、お財布に必要以上の現金を入れないようにすれば、物理的に買わないようにすることができます。自分を誘惑するものはとことんシャットダウンし、自分の環境からなくすようにしていけば、いいわけです。「食べたい!」とむらむら来たら、別に我慢せず、太りにくいものを食べればいいだけです。今は便利なダイエット商品がいっぱいあります。豆乳クッキーなり、寒天なりを食べて、満腹中枢を満たしてあげて、余計なカロリーを摂らないでいれば、自然とやせていきます。ダイエットはこんなにシンプルなのに、家族や同居人と暮らしていると、これがとても難しいんです。自分がせっかくダイエットしようと決意したというのに、家族が、「おいしいケーキ買って来たよ?」、なんて余計なことをしてくれたり、テレビのグルメ番組にチャンネルを合わされたりされては、ダイエットへの意志がゆらぐのは、人間として当たり前ですから。一人暮らしだったら、誰に気兼ねすることもなく、邪魔されることもなく、思う存分ダイエットに励めるわけです。
ダイエットが成功しやすい一人暮らしではありますが、そこに大きな落とし穴があるのです。それは、あまりに思うように痩せていくのが、面白くて、ダイエットにはまりすぎてしまう事。体重が日ごとに落ちていくのが、とてつもなく楽しくなっていってしまうんですね。加えて、ダイエットに成功してやせていくと、周りの人もほめてくれます。「やせたね」「きれいになったね」この言葉が更なるダイエットを加速させます。食事をコントロールし、制限することでやせられることが分かった、そうなると、今度は食事をすることが怖くなってきます。これを食べると、何グラムは増えるかな、とか頭がカロリーと体重のことで埋め尽くされてしまい、食事をすることに対し、罪悪感を覚えるようになります。そうなると、食べても、吐く、といった、いわゆる「拒食症」という病気になってしまうこともあるのです。栄養失調でどんどん衰弱していってしまいます。しかも一人暮らしなので周りに自分の状況をチェックしてくれる家族がいません。社会人ならまだ同僚が気配りしてくれることもありますが、大学生の一人暮らしだと、とても危険です。脳に栄養が行き渡らなくなると、考え方が悲観的になっていき、外出を避けるようになる傾向があります。そうなると面倒になって大学の授業も出席せず、自宅にこもりきりになってしまうという事態もありえます。このような事態にならないよう、そしてなってしまった時の命綱としても、普段、気をかけてくれる友人を持つこと、そして実家の家族との定期的な連絡は絶やさずにしておきたいところです。